整備士 Talk Session

整備士の仕事を語ろう。整備士のやりがいを伝えよう。

バス整備士の仕事とは? そのやりがいとは?

  • テーマ1 「バス整備の面白さ」
  • テーマ3 「先輩後輩の関係」
  • テーマ3 「働く環境について」

榎本
バス整備は、大型車ゆえに「大雑把」というイメージがあるようなんですが、実は違います。極めて「緻密」なんですよね。
濵田
電子制御技術という面では乗用車と同じですね。
榎本
あらゆる異常を検知するセンサーが組み込まれ、
スキャンツールをつないで故障診断をするのも同じ。
濵田
それから重いイメージがあるのか、
重労働という印象もあるようです。
榎本
これも誤解。
機械や道具が揃っているので、腕力や筋力は不要です(笑)。
濵田
痩せ型の僕でも大丈夫ですから(笑)。
榎本
私たちの仕事の最大の魅力は、ディーラーと違って、自社保有のバスを継続的に整備できること。
15年くらい稼動するバスの面倒を見るわけですからね。
濵田
その愛着は、相当なものです。地域の暮らしを健気に支え続けるバスたちの「健康」を見守るドクターのような存在かもしれません。
榎本
その通り。利用者のために一生懸命に働くバスに寄り添い続ける、
そんな感覚かもしれませんね。
濵田
常に社会貢献というものを意識できるのがいいですね。
榎本
あと、ワンマンバス機器という独特の装置などを整備する面白さもありますね。
濵田
運賃箱、扉、降車ボタン、整理券発行装置など、路線バス整備ならではの機能が満載で、それらをメンテナンスするのも私たちの仕事です。
榎本
部品交換については、修理できるものは修理して、長く機能させるという方針があり、ここに私たちの仕事の醍醐味があるのかもしれません。
濵田
だとすればバスの健康は、
私たちの腕にかかっているということですか?
榎本
はい、その通りです。私たちの整備手腕がバスの良し悪しを決めるのです。
濵田
そういう見方をすると、バス整備という仕事のやりがいを改めて実感できますね。
榎本
愛着をもって慈しみながら整備できるって、幸せなこと。
濵田
そうですね。これからもできるだけ愛すべきバスたちに長く寄り添っていきたいですね。

濵田
入社以来、ずっと榎本先輩には「バス整備とは」を教わり続けています。常に一緒に作業を行い、基本から応用まで、ときに厳しく、ときに優しい教えで、成長を後押ししてもらっています。
榎本
振り返ると、私自身も先輩の仕事ぶりや教えに背中を押され、成長できたわけですからね。ここ相鉄バスには先輩が後輩をしっかりと成長させる伝統が根づいているのかもしれません。他の営業所でも同じです。
濵田
いつか私も恩返しのつもりで、
後輩たちをしっかりと支えていかなければなりませんね。
榎本
後輩の成長は濵田くんの成長次第ってこと。ぜひ、伝統を受け継ぎ、後輩の背中を押してあげてほしいと思います。
濵田
ここ相鉄バスには研修期間中、1カ月単位で整備スキルを評価するシステムがあるから、目標が立てやすく、また、一つひとつ着実にクリアしていける喜びもあって、いいですね。
榎本
私にとっても教えることで復習できるという面があり、今は濵田くんと一緒に整備の基本と応用を学び直しているところです。
濵田
今、榎本先輩の視野の広さ、知識や経験の深み、応用力の凄みを改めて感じています。この貴重な機会を大切にしながら、先輩から全てを貪欲に吸収したいと思っています。

榎本
仕事を通じて、整備士としても人間としても成長できる。それが相鉄バスの魅力であり、私が相鉄バスを選んで良かったと思うことです。
濵田
そして人に恵まれる環境も、相鉄バスの良さですね。
仕事だから、大変な時期も窮地も壁もありますが、周りの人たちの助けが必ず突破口を開いてくれます。
榎本
そうですね。見守り、背中を押してくれる存在がどれだけ力になるか。
それを心から実感するケースを何度も経験してきました。
濵田
相鉄バスには本当の意味での優しさや思いやりを、いざというときに発揮できる人が大勢います。所長も助役も、そして運転士さんもどんどん整備工場に来て、話かけ、対話する、そんな面もあって、とてもいいチーム状態ですね。
榎本
例えば万が一、運行中にバスが故障するケース。このときばかりは全員が一致団結。現場へ救世主のごとく駆けつけます。
濵田
日頃から育んでいるチームワークが最大限に発揮されるとき。
先日、初めて現場に同行しましたが、原因究明から緊急修理までのその速やかな解決プロセスを目撃して感動しました。
榎本
予防整備が基本ゆえ、あってはならないことですが、万が一のときの対応力こそが、我々整備士の真の実力なんですね。
濵田
なるほど。私も真の実力を早く身に付けたいです。
榎本
ところで濵田くんは、ここ相鉄バスで働くことのメリットをアピールするとしたら、どんなポイント?
濵田
食堂があって、お風呂があるのは、いいですね。
榎本
休憩時間もあって、残業もほとんどなく、ストレスなく働けるのもいいね。それから有給休暇も取りやすく、前もって計画すれば長期バカンスも可能です。
濵田
本当ですか?
今から新婚旅行の計画でも立てようかな(笑)。
榎本
相手を見つけるのが先でしょ(笑)。
濵田
設備や制度もポイントですが、私の入社の決め手は人でした。この人たちのもとで働きたい。この人たちについていけばきっと未来が開ける!そんな確信が決め手となったのです。いい意味で個性的な人も多いですが、人間的な魅力の深みをもった人が多いというのが私の印象です。榎本さんは、その最たる対象です(笑)。
榎本
変わってるってこと?
濵田
はい。実にユニークで、奥深く、魅力的です(笑)。
榎本
いずれにしても人にもまれて、人に学んで、人に助けられ、自分自身の深みも増していける。それがここ相鉄バスというフィールドなんだと思います。
濵田
深みですか?私はまだまだですね。でも、ここで技術力と人間力に磨きをかける日々を過ごせば、きっと先輩たちのように魅力的になれる!そう、私は信じています。

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